セカンドウィンドACコーチ大角重人がお届けする「
セカンドウィンドAC 大阪マラソン2011コース攻略法」、第2弾は「シリアス編後半・中間点〜ゴール」です。
前半、十分に余裕をもったペースで走っても、後半は必ずきつくなるものです。各地点でのアドバイスや、35km以降の一番苦しい時の目印となるポイントを解説していきます。
では中間点から。こんな感じで歩道側に1km毎にポイントが書いてあります。
中間点付近は十分な広さ。平坦な区間が続く。
22km過ぎ、難波の交差点を右折。難波付近は最も応援が多い場所。時間的にもこのタイミングで人が増えてきているはず。徐々に疲れが出てきている頃だが応援を力に。
23.5km、大国の交差点を左折。通天閣方面へ。変わらず平坦。呼吸、腕振りでリズムは一定に。23kmの給水ポイントから「給食」も登場。エネルギー補給が必要な方はここで摂る。
今宮戎駅の高架をくぐる。真ん中に柱あり。
24km過ぎ、右手にちらっと通天閣がみえ、スーパー玉出の黄色い看板が見えてきたら、第3折り返し。疲れが足にきている場合は特に捻挫、転倒に注意。
折り返し後同じ道を戻る。25.5km過ぎ、塩草2丁目の交差点を左折。右折左折が続く区間ではできるだけインコースを走り、ロスがないよう心がける。
27km手前、長橋交差点を左折。少し道幅が狭くなる。ここも平坦区間。ジェルなど補給食を摂る際は、平坦区間の25km、27kmの給水ポイントあたりで。
27km過ぎ、右折し南下。きつくても給水はこまめに。
約3km続く直線。ここも平坦区間。出来るだけ同じフォーム、一定のリズムを心がけて。時々腕を下げる、呼吸を吐く、などして力まないように。交差点付近は足場の良くない所もあり、捻挫に注意。いよいよ30kmを過ぎる。
30km過ぎ、玉出の交差点を緩やかに右折。給水をとる、応援に耳を傾けるなどしてリラックス。
31.5km過ぎ、北加賀屋交差点を緩やかに左折。
左手に住之江公園が見えてきたら32.5kmの給食ゾーン。いよいよ残り10km。
33km付近、住之江公園前交差点を右折。
ニュートラムに沿って、ゴールの南港を目指す。少しだけ小刻みなアップダウンあり。上りは前傾、下りはリラックスして。道路の端は足場の良くない場所あり。
36km過ぎ、ニュートラムに沿って右折すると・・・
いよいよ最後の難関、南港大橋。それほど勾配は急ではないが、疲労が蓄積されている体では、かなりきついはず。上り坂は約300m。前、上は見ず、視線を落として体を前傾させ、腕でしっかりとリズムをとって走れば上り切れるはず。上り坂の手前で残り約5km。
上り切ったらすぐに下り坂。一度腕を下げリラックスして、力まずに走ることを心がける。
下り切ったら右折。残り約4km地点。ここからは比較的平坦な区間が続くが海に近いため風が吹く可能性あり。向かい風は上り坂同様、前傾を意識して。
赤い橋が見えてきたら一度腕を下げてリラックス。抱え込みすぎないよう注意。まもなく39km地点、そして残り3km!
残り2km地点。南港東8丁目の交差点を右折。少しだけ上り坂あり。
緑色の立体交差が見えてきたら残り1km。少し下るので、タイムを狙っている方は最後の力を振り絞ってペースアップ!
咲州庁舎北交差点を左折。残り500m弱!声援を力に、でも力まず、この日一番いいフォーム、を意識して。
インテックス大阪が見えてきたら間もなくゴール地点。最後の直線は自分が主役!
そしてゴール。笑顔でフィニッシュ!
コース後半は比較的平坦な区間が続きます。きつくなってきたらもう駄目だ、ではなく呼吸や、腕振りでリズムをできるだけ一定に保つように。集中力がなくなってきたなと思ったら、給水したり、応援を聞いたり応えたりして、リラックスしましょう。最大の難関「南港大橋」も前傾、腕振り、リズム、をしっかりと意識出来れば上り切れるはず。
目標タイムが明確になっている方は、達成できる良いイメージをしっかりと想像して本番を迎えてください。また、良いイメージだけでなく、何かトラブルがあった時(トイレに行きたくなった、給水がとれなかった、など)の想像もして冷静に対処できるようにしておきましょう。
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